太田収



太田収(おおたおさむ 1890年1月12日生)
 [相場師]


 岡山県出身。東京帝国大学(現東京大学)法学部卒。犬養毅の勧めで山一證券に入社。1935年12月、杉野喜精が東京株式取引所理事長に就任するため山一證券社長を辞任し、後任社長に太田が選ばれた。

 1938年5月4日、自らが指揮した鐘淵紡績新株投機戦の失敗の責任を取って山一證券社長を辞任。5月28日、自宅で青酸カリを飲み自殺し、大企業社長の自殺という日本でも希有な例を作ることとなった。遺書には、山一證券、取引相手そして母親へのお詫びが書かれていた。

 1938年5月28日死去(享年48)


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