Be Alive
頑張れ昂輝
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その後も毎日病院へ通いました。私達両親だけCICUに入れました。5分間、一日3回の面会。
私は絶対に元気になれると信じていたので涙はでませんでした。

肺の悪さが足をひっぱり、頑張っていた心臓までもが弱ってきてしまいました。

本当なら手術の間にしかつけられない人工心肺をつけ、肺が回復するのを待ちました。

人工心肺もリスクが高く、なるべくなら早く外したいモノだったのですが、もうどうしたら良いのか迷ってる暇がありませんでした。

神に縋る思いでした。


双子の不思議な力を信じて先生の特別な許可をいただき、新生児室に居る龍輝を面会に連れて行きました。

「ほら、お兄ちゃんが来てくれたよ!」

薬で眠らされている昂輝の目から涙がこぼれました。

昂輝の容態が悪くなり…電話で緊急に呼び出された事が何度かありました。

病院から帰ってすぐとか、明け方4時過ぎとかもありました。


人工心肺をつけていられるギリギリまで肺を休ませて、動かしてみたものの、自力で機能する力はありませんでした。

息子は数十本の点滴と、機械にただ生かされているだけの状態でした。

最後になるかもだからと、先生が昂輝の傍へと私達を緊急呼出ししました。

目の前で血圧の数値がどんどん下がっていきました。

私達は昂輝に一生懸命呼びかけました。


昂輝!死んだら駄目だよ!
ママまだ昂輝になんもしてあげれてない!
夜泣きしたっていーよ!
龍輝と喧嘩したって怒らないから!
生きていてくれればそれでいいから!
元気になって龍輝と4人で帰ろう!
昂輝!死んだら駄目だよ!




先生達がバタバタと点滴から色んな強い薬を入れたりしていましたが、一時的に上がるだけでやがて生きている人間では有り得ない数値に…。


先生が頭を抱えて壁にもたれ掛かりました。



「大変残念ですが…」






私は初めて涙が溢れました。



点滴や機械を外して綺麗にするからと、私達はいったん廊下に出ました。



泣きじゃくっていると少しして先生が出てきました。


昂輝の血圧が少し上がってきてると言われました。


私達はミラクルが起きてくれると信じ、再び昂輝の傍へ駆け寄りました。


血圧は微妙に上がっていました。


私達はまた昂輝に呼びかけました。



生きろ!昂輝!頑張れ!
昂輝の笑った顔が見たいよ!






しかし、徐々に血圧は下がっていきました。








昂輝!昂輝!



泣き叫ぶ私を旦那が黙って抱きしめてくれました。







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