静かな夜明けだった。 薄明かりの中、 目が醒めても、暫くは音さえも聞こえずにいた。 意識がゆっくり流れ込み、五感が働きだす。 よく見ると…点滴が2袋ぶら下がっている。 「俺っ、生きていたの?」 一時間も経たずに、また震えと高熱を繰り返し、 否応なしに現実に引き戻された。 「まだ終わらなかったのか」 昼も夜も、 長い時間苦しんだ。 一週間続いている39度の高熱は食事だけではなく、水さえも飲みたくなくなる程に、生命力を奪っていた。 体重は7キロ落ちていた。 点滴の抗生物質が効いていない。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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