理由は解ってる。
薬の飲み過ぎ。
寝る頃には数十錠って量を流し込む。
そうでもしないと現実はあたしを放してはくれない。
糞くらえだわ。
暑い暑いとシャワーばかり浴びてた筈が、気付けば雪が降りしきる季節になり、あたしは独りきりで震えてる。
誰かと一緒にいたって心は離れ離れ。
それならいっそ一人の方がいい。
だって笑うのって辛いでしょ？
死人のような顔で果てしなく長く感じる一分一秒を過ごして、気兼ねなく嘔吐と自傷を繰り返す。
それが一番楽だわ。
だけど・・・ずっと一人でいると気がふれてしまいそうになるの。
会話も何もいらないから、ただ隣で手を握ってて。
そしたらまた笑える日が来るかも知れない。
気付けば社会から逃げ出して大分経つわ。
あたしが在籍してたブラックな世界。
今思えば割に合わない世界。
そんな中、今一緒にいる人と出会い、その世界から逃げ出した。
それが吉と出たのだけれど、今更クリーンな世界に戻れない。
社会復帰・・・何度も何度も考えたけれど、やっぱり怖い。
あたしには社会適応力なんてなくて。
故にブラックな世界にいた訳で。
嗚呼、脳内パニック。
悲しくもないのに涙が止まらない。
また薬飲まなくちゃ。
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